「本門寺大堂」と「本殿」
日蓮聖人のご尊像を奉安するお堂で、初参りや七五三など種々のご祈願を受けています。
元の大堂は戦災で消失してしまったが、戦後再建され、天井には日本画の巨匠川端龍子が描いた「龍」が飾られている。
龍子は昭和41年に病で倒れ、奉納する前に死去。後に、遺族の相談を受け龍子の遺作を実見した日本画家の奥村土牛よって画龍点睛して開眼の上、作品は大堂に奉納された。
本殿とは、本師(釈尊)のおわします殿堂との意味。1969年(昭和44)に、戦災で焼失した釈迦堂を再建したもので、本師釈迦牟尼佛と四菩薩が奉安されています。
旧釈迦堂は旧大堂(祖師堂)に隣接して建っていたが、再建にあたっては公道を隔てた大堂後方の北側へ移された。本尊の釈迦如来像胎内には、インドのネルー首相が寄贈した釈迦の舎利骨が納められている。
戦後に建てられた近代仏堂建築として評価が高い。
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「品川の荒神さん」として知られ、火と水、台所の神様として親しまれています。
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五重塔
空襲による焼失をまぬがれた貴重な古建築の1つで、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の乳母である岡部局(正心院日幸尼)の発願により、1608年(慶長13年)に建立された建物。関東では最古の五重塔で、国の重要文化財に指定されています。
高さ31.8メートル、屋根は一番下と二番目が本瓦葺き、三重からは銅板葺きとなり屋根の重量軽減を計っている。また、建築様式は初重が和洋、他は唐様の様式である。他の五重塔と比べ屋根の大きさの違いは少ない。
五重塔内部の仏様は『一塔両菩薩』と『四菩薩像』が安置されている。造立された時代は慶長12年(1607)6月6日と考えられている。 |
霊宝殿
霊宝殿は、池上本門寺に伝わる寺宝を保存し、展示公開する施設です。
立教開宗750年慶讃事業の一環として、平成13年に完成。本門寺が格護している数々の霊宝を永代に亘って保全する。通常、毎週日曜日に観覧出来る。 |
此経難持坂
此経難持坂は加藤清正公の築造寄進した96段でできた石段で名前は法華経に由来します。
歴史とは関係ないが、この石段の前では毎月朝市が開かれ、産地直売の野菜などが売られている。 |
長栄堂
本門寺の守護神「長栄大威徳天」を奉安している。現在の堂は昭和34年に再建された。
毎月22日が縁日で、正月・5月・9月には大祭を行っている。 |
明治8年の町屋建築
池上でも有数の老舗である「万屋酒店」には、明治8年(1875年)に建てられた町や建設が今も残っている。店先に荷車などを止めることができるように工夫され、当初は茶店だったころの様子を今に伝えています。 |
池上梅園

池上梅園は、池上本門寺の西に位置し、兵陵斜面等を利用した閑静な庭園です。
白梅150本、紅梅220本、計370本の梅があり、毎年一月上旬の蝋梅から三月中旬の八重揚羽まで二ヶ月にわたり、30種あまりの梅を楽しむことができます。また、梅の他には50本のボタンや800本のツツジ等50種500本の樹木があり、季節ごとに違った景色に出会え、四季を通じて楽しむことができます。

政治家藤山愛一郎氏所有であった茶室「聴雨庵」と伊藤深水のアトリエを設計した数奇屋建設の設計家、川尻善治氏が自宅に立てた離れであった「清月庵」という茶室が池上梅園の中にあります。
入園料は、大人(16歳以上65歳未満)100円、小人(6歳以上16歳未満)20円
休園日は、2・3月を除く毎週月曜日および年末・年始(月曜日が休日の場合は次の平日)
開園時間は、午前9時から午後4時30分迄担っています。 |
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